さ行
サマータイム
1日の日照時間が長くなる時期に、基準となる時間を1時間(またはそれ以上)進めること。
サマータイムを導入することで、人の活動時間が早まり、全体として早寝早起きが実現することで、照明やエアコンなどの使用が減り、環境負荷軽減にも効果があるとされる。
ただし、結果として残業時間が増加する等、懸念事項もある。
欧米など世界中で多くの国が採用しているが、日本ではサマータイムを採用していない。
日本でも、1948年からGHQ指令のもとに一度はサマータイムを導入したが、不満、混乱が生じたことから廃止された。
東日本大震災を機に、夏場の電力不足が叫ばれる中で改めて政府や各企業で導入が検討されている。
メリット、デメリットを含めて実際の効果(弊害)について意見は分かれる。
<メリット>
- 省エネ(節電)効果
- 経済活動の活性化
<デメリット>
- 残業の増加
- 地域により日照時間等の条件の差異
- 睡眠、生活リズムの乱れ
- 時計や電子機器の設定変更に伴う混乱