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職掌
職掌とは、職務分類の際、最も大きな分類区分をさす。
仕事をするために要する労働内容が類似している職務または職種をグループ分けしたもの。
通常は職務の機能(人事、販売、営業など)、職務の態様(机上事務か現場作業か)などによって作業職掌、事務職掌、技術職掌、特務職掌、監督職掌、管理職掌、専門職掌などに区分される。
職掌に区分することによって職務の性質、機能が類似したものをまとめることが可能になり分析、評価、人事管理上都合がよい(マネジメントを行いやすい)。
また、昭和61年の男女雇用機会均等法施行を契機に、役割の違いに応じて総合職、一般職、といった職掌を設け、複線型雇用管理制度を採用する企業も多くなった。
しかし、男女雇用機会均等法の改正に伴い総合職と一般職というコース別人事は廃止される動きもある。
採用、配置、能力開発、昇進昇格、評価などについては、職掌の特性に応じて、コースごとに方法、内容を決定して管理し、節目ごとに能力、適性の見直しを行うこと、などに活用されている。
また、企業によっては、従業員のコース選択やコース転換の機会を設けるなど柔軟な対応を図るケースもある。
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