360度評価の利点とは?
2016年06月29日評価制度において、通常行われる上司からの評価だけでなく、部下・後輩、同期・同僚、仕事で関係を持つ他部門の担当者、取引先担当者及び顧客など、多方面の人が評価をする「360度評価」があります。
さて、この「360度評価」の利点として、次のうち適切でないものはどれでしょうか?
被評価者の目線が、上司に認められるといった単一的なものでなく、広く関与する者にも向けられる効果がある
上司からの一方的な評価だけでなく、関係者からの評価も盛り込み多様な観点を包含した評価を行うことができる
被評価者にとっても、一方的な視点ではなく多様な視点での評価を受けることによって、客観的な目線で自分自身を振り返ることができる
被評価者が組織で割り当てられた自己目標を達成する等、目標達成を容易にする効果がある
「360度評価」とは、通常行われる上司から部下への評価だけでなく、「部下・後輩」、「同期・同僚」、「仕事で関係を持つ他部門の担当者」、また「取引先担当者及び顧客」などの多方面の人が、特定されたひとりを評価することをいいます。
360度評価の利点としては以下のことが挙げられます。
・上司からの一方的な評価だけでなく、関係者からの評価も盛り込み評価を行うことで、公平かつ正確な評価を行うことができる。
・被評価者(評価される人物)が客観的な視点で自分自身を振り返ることができる。
一方、360度評価の不利点としては以下のことが挙げられます。
・1人の評価に何人も関与することになるので、評価をまとめるのに膨大な時間を要する。
・上司の部下に対する力が(相対的)弱くなるのでやや統制力が弱くなる(場合がある)。