部下に評価結果を伝えるタイミングとは?

2017年05月29日

あなたは、今年管理職になったばかりの新任課長です。来週から評価者として、初めての査定面談とフィードバック面談を行うことになっています。

査定面談とフィードバック面談、どちらを先に実施しようか悩んだあなたは、人事部に問合せをしたところ、「実施しやすい方から始めて良い」との返事をもらいました。今まで評価をされる側の立場から今までの面談を思い返してみても、評価者にとってまちまち。

さて、この査定面談とフィードバック面談のタイミングとして正しいものは、次のうちどれでしょうか?

1

フィードバック面談は査定面談よりも前に行う

2

査定面談とフィードバック面談を同時かつ交互に繰り返して行う

3

査定面談はフィードバック面談よりも前に行う

A
3
査定面談はフィードバック面談よりも前に行う

査定面談とフィードバック面談は、それぞれ面談を行う目的が異なります。

・査定面談は、これまで(過去)できていない部分や未達成の部分を確認し、評価査定をする場として活用されています。
・フィードバック面談は、被評価者の育成と動機付けに焦点を当てて、これまでの改善点を踏まえて、将来の取り組みを話し合う場として活用されています。

査定面談では、過去に積み残した課題に焦点をあてた議論となるため、被評価者にとって感情的にネガティブな要素が大きくなります。一方、フィードバック面談は、今後の成長や取組みに焦点をあてた議論となるため、ポジティブな場とする必要があります。

このように、それぞれの面談は目的が異なることから、課題を把握する査定面談を先に実施し、今後の取組みに関するフィードバック面談を後にすることが最も適したタイミングであると言えます。

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