試食マーケティングの秘密は?
2015年01月21日「マーケティング」という言葉は、比較的なじみのある言葉ですが、その手法には多種多様なものがあります。 例えば菓子メーカーでは、若者向けの新商品を実際に女子高生などに試食してもらうことをマーケティングの一環として行っています。 この取り組みは、新商品を開発するための情報収集や商品の認知度を高めるといった目的で行われます。
さて、この取り組みが認知度を高めるのはなぜでしょうか?
紙媒体を活用したマーケティングの元情報となるから
口コミを活用したマーケティングの元情報となるから
インターネットを活用したマーケティングの元情報となるから
テレビ・ラジオなどの既存メディアを活用したマーケティングの元情報となるから
いわゆる”口コミ”を利用するマーケティング手法のひとつに「バズマーケティング」という手法があります。
この「バズマーケティング」のバズ(buzz)とは、「ブーン」という虫の羽音を表す擬音語に由来しており、そこから転じて群衆が噂話でざわめいている様子を指すようになった言葉です。このバズを発生させて口コミを拡大させていこうとする手法がバズマーケティングと呼ばれる所以です。
バズマーケティングにおける口コミ手法と従来の口コミ手法と異なる点は、販売ターゲットを明確にし、そのターゲットの中で口コミを誘発させるところにあります。
例えば、美白効果の高い化粧品を販売する場合、ターゲットを30~40代の女性とします。このターゲットに対して、30~40代女性に人気のある女優やモデルに化粧品を使ってもらい、その結果、「好きな女優が使っている化粧品」ということで、ターゲットの女性の中で口コミが起こり、話題になり、購入に繋がるという流れです。また企画をプレゼンテーションできるビジネスパーソンは”選ばれる”また”気になる”ビジネスパーソンであると言えるでしょう。