自分のパターンを踏まえて行動をするには?
2015年10月20日あなたは、先月社員全員で受けた適性診断の結果を受け取りました。診断結果は、自分がこれまで経験してきた基準(言葉、習慣、風習、法律、家風など)に合っているものは受け入れるが、そうでないものは排除する特性が強いそうです。普段から、自分の価値観に合わないものは受け入れない性格であることに気付いていたあなたは、診断結果の正確さにたいへん驚きました。 すると、診断結果を読んでいる時に部長から呼ばれ、来月から新しいプロジェクトのリーダをやるように命じられました。
さて、あなたはプロジェクトリーダとしてチームををまとめるためにどのようなことに気をつけるべきでしょうか?
自分に対しての反対意見は、貴重な意見として聞く意識を持つように心がける
自分の価値観に合ったチームを作り上げるため、チーム内に徹底的に自分の考えを浸透させるプランを考える
新しいメンバの診断結果を事前に入手し、自分と合う者と合わない者を分類しておく
世の中には様々な適性診断ツールがあります。中には、その診断結果の内容に目を見張るものもあるでしょう。適性診断ツールの診断結果は様々な使い方/使われ方をしますが、大きく分けると2つに分類されます。
①行動や活動の是正に用いるもの
受診者の強みや弱み、また特徴や特性といったものを明らかにし、今後の行動や活動に活かすことを目的としたもの。今後の行動や活動に活かすことを目的にしていることから、受診者本人にフィードバックされる場合がある。
②合否などの判定に用いるもの
実施側(企業等)がある一定の基準を設け、その基準に沿って受診者の合否などの判定を行うことを目的としたもの。合否などの判定に用いることを目的にしていることから、受診者本人にフィードバックされない場合が多い。
今回の設問では、受診者本人にフィードバックされていることから、行動や活動の是正に用いることを目的としているツールであることが分かります。また、適性診断ツールはあくまで受診者本人に対する是正や判定に用いるものであり、周囲に是正や変化を求めるものではありません。
適性診断ツールの結果をフィードバックされた場合には、その内容に一喜一憂、また誇示することなく、自らの現状であると捉え、強みになっているところは伸ばし、弱みになっているところは改善する姿勢が必要であると言えるでしょう。