ファシリテーターの必要性とは?

2015年08月05日

会議には司会進行役がいます。その役割は、中立的な立場で議論の場をリードし、気付き・理解・創造などを引き出すことです。ただし、司会進行役がいなくても、会議で議論を進めることができる場合もあります。
さて、司会進行役がいなくても議論を進めることができると思われるケースは次のうちどれでしょうか?

1

参加メンバ間で事前に議題が共有され、解決策が既にいくつかの選択肢に絞られている場合

2

会議の参加メンバが経験豊富で、持論を持った経営幹部が多数いる場合

3

内容が複雑で、検討の論点が多岐に渡る場合

4

一度に処理する案件が多く、スピーディに議論を進めなければならない場合

A
1
参加メンバ間で事前に議題が共有され、解決策が既にいくつかの選択肢に絞られている場合

中立的な立場でミーティングなどの議論の場をリードし、気付き・理解・創造などを引き出す役割を担う司会進行役を「ファシリテーター」といいます。ファシリテーターは必要に応じて議論のプロセスを管理しますが、管理の関与の度合いは、場の状況によって大きく異なります。

正解以外の選択肢を見てみましょう。
・会議の参加メンバに経験豊富で、持論を持った経営幹部が多数いる場合
・一度に処理する案件が多く、スピーディに議論を進めなければならない場合
 →持論を持った経営幹部に会議の目的達成やルール遵守の共有意識を持たせること、また、処理する案件の優先順位などの決定を支援することは、ファシリテーターの負担が大きくなると考えられます。
・内容が複雑で、検討の論点が多岐に渡る場合
 → 論点が多岐に渡るため、論点整理を行うファシリテーターの負担は大きいと考えられます。

これらの対処は、何れも議論の場を持つ前段階から、論点の整理や優先順位を付けておくことが理想で、そういった準備を事前に行うことで、当日のファシリテーションが上手くいくと言えます。

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