チーム形成の4つの段階は?

2014年11月05日

あなたは、重要なプロジェクトのマネージャを任せられました。プロジェクトメンバのチームワークが重要と考えたあなたは、さっそくチームの形成についての学習を始めました。心理学者のタックマンが唱えた「タックマンモデル」という理論によると、チームは当初メンバ間でお互いの力量を見定める「様子見」の状態からスタートし、チームが4つの状態を経て機能するといわれています。
さて、タックマンモデルの「様子見」の次にくる状態は、次のうちどれでしょうか?

1

混乱:目的、各自の役割と責任等について意見を発するようになり対立が生まれる状態

2

統一:他人の考え方を受容し、目的、役割期待等が一致しチーム内の関係性が安定に向かう状態

3

機能:チームに結束力と一体感が生まれ、チームの力が目標達成に向けられる状態

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混乱:目的、各自の役割と責任等について意見を発するようになり対立が生まれる状態

「タックマンモデル」とは、チームビルディング(組織進化)を4つの段階にモデル化して示したものです。

①形成(様子見):メンバーはお互いのことを知らず、共通の目的なども分からず模索している状態。
②混乱:目的、各自の役割と責任などについて意見を発するようになり対立が生まれる状態。
③統一:他人の考え方を受容し、目的、役割期待などが一致しチーム内の関係性が安定に向かう状態。
④機能:チームに結束力と一体感が生まれ、チームの力が目標達成に向けられる状態。

人はチームとして形成されただけですぐにチームとして機能し始めることはなく、いくつかのプロセスを経て、ようやくチームとして機能し始めます。すなわち形成後、混乱や統一を経て期待通り機能するようになるわけです。また、このプロセスはいずれも回避することができない(または困難である)とされています。
意見の対立を避けて各メンバーが自由に意見を発している状態は混乱の状態であり、チームは統一されておらず機能しません。リーダーやマネージャーがチームを効率的にチームを機能させるためには、この混乱した状態を最小限かつ短期間に乗り越えるための工夫が必要であると言えます。

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