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ABC(activity based costing:活動原価基準管理)

ABC(activity based costing:活動原価基準管理)

顧客にサービス・商品を提供するのに、どの程度コストを費やしたのか、不明確な間接費をアクティビティ(活動)ごとのコストに細分化して配賦することによって、サービス・商品のコストをできるだけ正確に把握しようとする管理会計の手法のひとつ。

従来の間接費の配賦基準として生産量比や売上高比などが挙げられるが、これでは正確にサービス・商品にどの程度間接費がかかっているのかが分かりにくく、コストコントロールが困難というデメリットがある。

一方、ABCはサービス・商品を生み出すための過程をアクティビティに区分し、間接費のコスト・ドライバ(配賦基準)を定め、配賦することで出来るだけ正確にサービス・商品のコストを把握することができる。またアクティビティ単位でのコストの把握は、業務プロセスのコスト管理、ひいてはコストダウンへの活動に繋げることが可能になる。

例えばアクティビティ別の損益がマイナスの場合には、非効率業務として縮小・業務改善が必要であると判断することができる。ただし、ABCは従来の会計手法に比べて情報収集などの手間が生じる他、算出の仕組みが複雑になるため、ABC実施に伴うコスト増が生じるというデメリットがある。

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