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ワーキングプア
Working poor
- ワーキングプアとは、正社員としてもしくは正社員並みに働いても、生活維持が困難、もしくは生活保護水準以下の収入しか得られない就労層のことである。
- もともとはアメリカで生まれた言葉であり、「働く貧困層」と訳される。
- 日本では、2006年以降、テレビなどのメディアで取上げられ、新しい種類の貧困として、注目された。
- 国税庁の平成18年度民間給与実態統計調査によると、年間給与額200万円以下の就労者は平成18年度で約1022万人であり、平成14年度の約853万人と比べると、5年で約180万人も増加している。原因としては、失業した中高年世代に加えてフリーターや派遣社員などの非正規雇用者の増加があげられる。
- このように、不安定な雇用環境にある非正規社員が社会において一定割合発生したことに呼応して、社会的な注目度が高くなった。
- 具体的な解決策として日本では、母子家庭への自立支援策としての高等技能訓練促進費という補助制度の導入や非正規雇用者と正規雇用者の労働条件の均等化、正規雇用化の促進等を行っているが、予算の割合も低いのが現状で、実態に合っていない政策といえる。
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