わ行
ワーキングキャピタル
Working capital
- ワーキングキャピタルとは、運転資本のことを指して言い、以下の算式で算出される。
- 運転資本(運転資金)
= 流動資産 - 流動負債
= 売上債権 + 棚卸資産 - 買入債務
- 運転資本(運転資金)は、ビジネスをまわしていくための資金であり、短期に現金化する流動資産と、短期に返済しなければならない流動負債と差額で示される。
- 一般的に、売上高が増大すれば、その分運転資本も増大する傾向がある。このため、売上が向上したとしても、運転資本(運転資金)も増加すれば、資金手当が必要となるため、売上を上げながらも、如何に運転資本(運転資金)を圧縮するかがファイナンス上重要となる。
- このため、資金繰りに行き詰まらないように、売掛金の適切な管理などを行い、売掛債権の増加、棚卸在庫の増加、買入債務の減少を抑制する必要がある。
- 例えば小売業においては、一般的に、商品を在庫として抱えるため、棚卸資産が多くなるが、買掛で仕入れを行い、買入債務を増やすことで運転資本(運転資金)は圧縮できる。
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