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くるみん

くるみんとは、少子化対策として子育て支援などに積極的に取り組み、厚生労働省が定める一定の要件を満たした企業や法人に対して、「次世代育成支援対策推進法に基づき、厚生労働大臣より送られる認定の愛称である。
※次世代育成支援対策推進法は企業・国・地方団体に次代の社会を担う子どもの健全な育成を支援するための行動計画を策定することを求めている法律

日本社会で深刻な問題となっている「少子化」に対して「仕事と子育ての両立支援」が重要な課題と捉えられるようになったことが背景にある。
企業が次世代育成支援対策推進法に基づいた行動計画の策定・届け出を行い、その行動計画に定めた目標を達成するなどの一定の要件を満たした場合、「子育てサポート企業」として認定(くるみん認定)を受けることができる。
くるみん認定企業のうち、より高い水準の取組を行った企業が一定の要件を満たした場合、優良な「子育てサポート企業」として特例認定(プラチナくるみん認定)を受けることができる。
2003年には「次世代育成支援対策法」が成立し、2009年の改正により、2011年からは101人以上の労働者を雇用する企業や法人は、仕事と子育ての支援の両立に向けた「一般事業主行動計画」を策定し、提出することが義務となっている(100人以下は努力義務)。
行動計画に基づいて厚生労働省から認定されるには、男性の育児休業取得者が7%以上いることや、女性の育児休業取得率が75%以上等の基準を満たしていることが条件となる。
認定を受けた企業や法人は、この「くるみん」のマークを使用することができる。このマークを利用することによって、企業や法人には「次世代育成支援対策」を行っていることが周知されることにより、企業イメージの向上や求職者に対するアピールにつながるなどメリットも多い。

マークを使用できるものとしては、以下のようなものがある。

  • 企業の公式文書や通信に関わるもの
  • 求人広告や募集などの案内文書誌面
  • 商品やその広告、広報(印刷物やインターネットなど)に付加、添付
  • 制服や器具、車、作業場

少子高齢化で労働力が不足する日本の企業や法人において、働く人に対して「働きやすい企業」となることを目指し、認定される企業や法人が今後も増えていくことが予想される。

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