行動が成果につながっていく
理想のスタイルに近付けた
株式会社ゴルフ・ドゥ
内部監査室内部監査チームリーダー
片野 豊 様
事業内容
中古ゴルフクラブの買取り・販売
直営店及び同フランチャイズチェーンの本部運営 など
課題
導入事例概要
導入したサービスの特徴
人事制度構築コンサルティング
●数値目標だけでなく、「顧客業務・育成」も加味した目標設定
●職種別に成果創出プロセスを定量化し、業績貢献度を量る
●会社の特別プロジェクトに対する評価を加点する
●職種別等級別に資格取得や講座受講を促進する
●複数のキャリアパスを選択できる
上記5点を重視した人事制度の構築
評価に関する不満や悩みを解決したかった。
“- 御社が抱えていた問題とはなんだったのでしょうか?
以前の評価制度は、業績評価のウエイトが低く、数字で表せない定性評価を重視したものでした。店舗の売り上げが評価に反映されにくく、評価者や環境によって結果に違いが出てくるものだったのです。そのため、現場の評価対象者はあいまいな評価に不満を持っていたと思います。また、各グレード内の階級が3段階しかなかったため、昇給の機会が少ないことも不満の原因となっていました。
一方評価する側も、集計や面談に時間がかかりすぎるという点に悩んでいました。こういった問題点を踏まえ、極力評価方法をデジタル化し、評価に関する不満や悩みをくみ取った人事制度の構築が必要だと思ったのです。
知識量と熱意が胸に響いた。
“- 当社に決めた一番のポイントはどこですか?
御社に相談していく中で、まず幅広い知識の量に驚きました。こちらの細かな疑問に即座に答えていただき、さすがプロだなと感じましたね。また弊社の問題を当事者のように考えてくださり、その熱意が胸に響きました。
親身で熱心な対応は信頼に値すると感じましたので、御社に人事制度構築をお願いすることに決めたのです。
行動と成果が上手く回っていくスタイル。
“- プロジェクトはどのように進行していったのでしょう。
プロジェクトを進行していくなかで、評価方針をそれ以前の「定性評価重視」から「定量評価」に変えることに決めました。人や環境に左右されるあいまいな評価ではなく、数字を用いることで「明確な目標設定」「公平な評価」ができるようにしたのです。
ただ、「成果主義の傾向が強くなるので『行動』も数値化した評価制度にしてはどうか」と御社の担当者からアドバイスをいただき、「成果」と「行動」の2つに分けた定量評価を構築することにしたのです。成果を重視する一方で、見えない成果に対しても「行動」を紐づけるようにし、努力も評価の対象となるように設計しました。
定量にこだわった分「行動」の評価項目作りには、非常に時間を費やし熟考を重ねましたね。
- 新しい制度導入後、どのような変化が見られましたか?
「成果」に対する評価を以前より重要視するようになったので、結果を出すモチベーションが上がったと思います。そしてその成果を追うための「行動」も数値的に管理できるようになりました。店舗運営事業は外的要因で売り上げが左右されることもあるため、たまたま売り上げが上がってしまうこともあれば、反対に努力しても結果が出ないこともある。その両面を、公平性を持って評価できるようになりましたね。
さらに嬉しい変化は、評価方法が明確になったことで、社員が評価シートを見るようなったことです。つまり会社が求めることを社員が確認する機会が増えたため、「会社の目標」と「個人の取り組み」が、より一致するようになってきました。自発的にセミナーや研修を受ける社員も増えたことも嬉しかったですね。凄くシンプルに、行動と成果が上手く回っていく理想のスタイルに近付けたかなと思います。
社員の活躍の場を増やしていく。
“- 今後の課題や目標を教えてください。
新しい制度は理想の形に近いものですが、まだまだ試行錯誤は必要。特に、売り上げという分かりやすい成果がない管理部門の評価は、まだまだ課題もあります。引き続き調整していきながら、社員の満足度を上げ、それぞれのモチベーションのギャップをなくしていきたいですね。
弊社は現在採用にも力を入れており、ゴルフ未経験の新入社員でも、合宿を通して同期とともに学ぶ機会を設けるなど、座学と技術をしっかり学べるようサポートしています。そうやって学んだことをまずは行動に移し、成果に結び付けられるよう教育していくことも重要です。人財を一番に思いながら、今回構築していただいた人事制度を基に、全社員の活躍の場を増やしていけるよう励んでまいります。