『コスト削減のプロフェッショナル
人材・組織づくり』
アクションラーニングを活用した
人材と組織の同時開発プロジェクト
ディーコープ株式会社
SB本部プロジェクト推進部 部長
土門 修 様
事業内容
企業の購買支出にフォーカスした経営支援サービスなど
導入事例概要
- 導入した背景を教えてください
当事業部では、ソフトバンクグループの購買活動を主に引き受けています。定常業務に忙殺され、メンバーのスキル向上や新たな顧客への価値創出を考え取り組む機会を持つことが難しい状況でした。しかし、自社や自本部を取り巻く外部環境の変化や将来性を考えたときに、現状の維持では事業が縮小していく危機感がありました。
そこで、当初は営業スキル、特に提案力強化を前提に考えていました。特に課題の見分け方や解決策の導き出し方のスピードアップを図りたいと思っていました。
しかし、過去に実施してきたような1日限りの研修では、受講生に研修内容が定着せず、うまく機能していたとは言いにくい状況でした。 実務で活用できる思考やスキルを身に着けられる研修を実施したい。そのような問題の解決策を模索している時に、とあるご縁でアクティブ アンド カンパニ-を紹介されたのです。
- 導入したサービスの詳細を教えてください
自本部に在籍している全社員を対象に、現行の職制を活用したアクションラーニング形式による「プロフェッショナル人材育成」と「人材・組織力強化のしくみ作り」及び「ナレッジ整備・新サービス開発」のための約半年にわたるプログラムを導入しました。
- サービスを導入した感想はいかがですか
実務に即活用できる思考・スキルが現場に定着したので実施して良かったと思っています。研修効果としてはとても高かったという印象です。 今回のアクションラーニング形式での研修は半年近く実施しましたが、スケジュール的には無理のないものでした。むしろ、休日(土曜日)を一日、研修にあてることは新鮮で集中でき、AACのセミナールームを使うなど環境を変えて実施できたこともよかったと思います。研修会場が都心なので移動も便利でした。
何より、次回までの宿題があったことがよかったと思います。テーマがないとなかなか続きづらいですが、テーマの設定の仕方が良かったため継続して取り組めたと実感しています。 今までの研修は土日に1回だけといった短いスパンのものが多かったのですが、長いスパンで実施できたことで持続性もあり、日々仕事のなかで活用できるスキルが身についたと思います。
- 半年間、メンバーのモチベーションを高く維持できたコツはなんでしょうか?
研修自体が現行の職制をそのままに実施できたため、現場のマネージャーをうまく巻き込めた点だと思います。彼ら彼女らが普段の会議や仕事のなかで、MECEなどのキーワードを出し、メンバーに納得感を持たせることができるようになりました。実務上の現場の長(マネージャー)が、中堅層リーダー候補が自発的に動けるよう、やり方がうまく工夫してくれて、環境を整えてくれたことは本当に助かりました。
そして、研修自体の1日の講義のやり方も良かっただけでなく、宿題の出し方もあり、チームで集まって議論をするという習慣がついたことも良かったです。本来、できるべきものができなかったこともあり、良いきっかけとなりました。研修が終わってからも集まって、仕事を行う姿も見受けられるようになり、研修を実施した効果は大きいと感じています。
- その他プロジェクト終了後、どんな成果・変化が残りましたか?
研修自体は3月で終わってしまいましたが、その当時チームリーダーだったメンバーは現在、役職を与えられて、その重みを自覚し行動できていると思います。
またリーダーに限らず、学んだことが共通言語化していることも実感します。実際にMECEなどは社内の会議で「MECEで整理してみよう」という発言も見られますので、研修後も業務上でその効果は目に見えて現れていると思います。特にMECEの概念などは、教わらないと仕事で応用することは難しいものだと思います。
期が変わったことにより、研修当時のチームは組織変更等で解散・再編しているにもかかわらず、最終発表後にプロジェクトとして動いているものもあります。たとえば、商品開発プロジェクトの一つは、全社的なプロジェクトとして現在も動いています。